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マリーシア

サッカーではよく使われる「マリーシア」という言葉は、ポルトガル語で 駆け引きや、機転がきく、知性という意味があり、英語の「clever」に近い。

試合は観ていないのだが、なでしこジャパンのゲームで、監督が引き分けを狙い、点を取るなという指示をしたそうでござる。

引き分けを狙うのは、今回のように次戦の対戦相手やコンディション、試合会場を考慮する場合と、引き分けでも十分臨む結果が得られる場合に、得点を狙いにいって隙を見せることで、敗けてしまうことを避けるためだ。

拙者は小学生の頃は剣道を、中学生からはずっとサッカーをしていた。剣道は面を打つ時は「面!」小手を打つ時は「小手!」胴を打つ時は「胴!」と言わなければならない。これに対して、サッカーは右へ行くと見せかけて左、パスを出すと見せかけてドリブル、ドリブルすると見せかけてシュートする。(ちなみに拙者は小学生のころ「面!」と言いながら胴を打って、よく怒られていた。)

話を戻すと、一昔前の日本代表チームは、たとえ練習試合であっても全力で勝利を目指しプレーしていた。その結果、手の内を相手にさらし、コンディション調整もままならず、本番で負けることがよくあった。日本人の美徳には反するかもしれないが、わざと負けるのはローマ時代の古代からある戦術だ。本当の勝利を得るためにわざと引き分けるなら、それは「マリーシア」だと思うのでござる。

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