執念
昨年より当税理士事務所の顧問先となったお客様の話ですが、その方は昨年中に相続で取得した不動産を1億5000万円で、売却されました。相続を担当された父親の代からの税理士さんに相談したところ、当初取得したときの金額は1億円くらいだったそうなのですが、契約書等を紛失されていることから、税額はおよそ 28,500,000円と言われたそうです。(1億5000万円-1億5000万円×5%)×20%(所得税15%、住民税5%) これは別に間違いではないのですが、 もしも契約書を紛失していなければ、税額はおよそ10,000,000円(1億5000万円-1億円)×20%(所得税15%、住民税5%)になるわけですから、書類を紛失したからと言って、税額が18,500,000円も変わるなんて、なかなか納得がいくものではありません。
そこで、当初取得した価額を推定することができるかを確認してみることにしました。幸いなことに取得したのは昭和49年、(昭和45年以降に取得した不動産であれば、推定できるケースが割とあります。)推定に必要なデータも取得することができました。
あくまで推定ですから、税務調査によって否認される可能性もあり、否認された場合にはその否認された税額に利息がかかりますので、そのリスクをご理解いただいたうえで、確定申告を進めることとしました。実際には、上記以外の要因もあり、税額は0円で申告を行いました。(・・・・まず否認されることはないと考えていますがドキドキします。)
無理なものは無理ですが、最初からあきらめず、少し頑張ってみることで結果が変わることがときどきはあります。
そこで、当初取得した価額を推定することができるかを確認してみることにしました。幸いなことに取得したのは昭和49年、(昭和45年以降に取得した不動産であれば、推定できるケースが割とあります。)推定に必要なデータも取得することができました。
あくまで推定ですから、税務調査によって否認される可能性もあり、否認された場合にはその否認された税額に利息がかかりますので、そのリスクをご理解いただいたうえで、確定申告を進めることとしました。実際には、上記以外の要因もあり、税額は0円で申告を行いました。(・・・・まず否認されることはないと考えていますがドキドキします。)
無理なものは無理ですが、最初からあきらめず、少し頑張ってみることで結果が変わることがときどきはあります。