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執念

 昨年より当税理士事務所の顧問先となったお客様の話ですが、その方は昨年中に相続で取得した不動産を1億5000万円で、売却されました。相続を担当された父親の代からの税理士さんに相談したところ、当初取得したときの金額は1億円くらいだったそうなのですが、契約書等を紛失されていることから、税額はおよそ 28,500,000円と言われたそうです。(1億5000万円-1億5000万円×5%)×20%(所得税15%、住民税5%) これは別に間違いではないのですが、 もしも契約書を紛失していなければ、税額はおよそ10,000,000円(1億5000万円-1億円)×20%(所得税15%、住民税5%)になるわけですから、書類を紛失したからと言って、税額が18,500,000円も変わるなんて、なかなか納得がいくものではありません。

 そこで、当初取得した価額を推定することができるかを確認してみることにしました。幸いなことに取得したのは昭和49年、(昭和45年以降に取得した不動産であれば、推定できるケースが割とあります。)推定に必要なデータも取得することができました。

 あくまで推定ですから、税務調査によって否認される可能性もあり、否認された場合にはその否認された税額に利息がかかりますので、そのリスクをご理解いただいたうえで、確定申告を進めることとしました。実際には、上記以外の要因もあり、税額は0円で申告を行いました。(・・・・まず否認されることはないと考えていますがドキドキします。)
 
 無理なものは無理ですが、最初からあきらめず、少し頑張ってみることで結果が変わることがときどきはあります。


 

久しぶりの租税教室

先日川西市内の高校で、久しぶりに「租税教室」の講師をしました。
「租税教室」とは、税金って何?的な講義です。で、今回は高校生ということなのでディスカッション形式にしてみました。(決して楽をしようとしたわけでは・・・)

テーマは「日本の財政破たんを防ぐにはどうしたらいいか。」という議員の先生方も困るテーマにしてみました。
日本の財政の大きな課題は、借金が増え続けていることです。これは、税収よりも歳出(国の支出)が多い(2倍くらいあります。)ことが原因なのですが、中でも最も大きいのが、社会保障関係の支出です。医療・年金などの支出は今も増え続けています。日本は先進国の中でもダントツで高齢化が進んでいるのです。どうやって、借金を減らしますか?

という感じで、ときどき考え方のヒントを出しながらディスカッションを進めました。すると、面白い意見がでてきました。
一部を紹介します。

「定年をのばす」・・・なるほど。
「経済特区を作って、企業を誘致する」・・・高校生?
「子供を3人以上作ったら、補助金を出す」・・・夫婦2人に対して、3人でないと人口が増えないからだそうです。
「酒税、たばこ税をあげる」・・・酒税は勘弁してほしいです。
「徳政令(債務免除)」・・・暴動がおきそうです。






仕事風景

少し前なのですが、お客様のところに伺うと、軽めの被り物が用意されていました。

一応かぶってみました。 

仕事風景

仕事はまじめにしました。

ある学習塾

事務所の顧問先に個性的な学習塾があるのですが、先日そちらへ訪問した帰りのこと。

玄関の靴が全て横向きに並んでいるのです。来たときには、行儀よく並べておいたはずなのに。すると、お客様はニヤニヤしながら、教えてくれたのです。

その塾では、わざと靴を一定の法則で並べておく。するとカンの良い生徒は、その日の靴の並びの法則を読み取って、その法則にしたがって靴をならべるのだそうだ。

遊び心満載の学習塾。こんな風に学べるときっと楽しいのだろうな。

久しぶりの租税教室

先日、久しぶりにある中学校で租税教室を行いました。それなりに準備はしたつもりだったのですが、すべるすべる。少しへこんでしまいました。

ただ、漠然と準備するのではなく、その時点における知識や理解力、クラスの雰囲気に応じて、柔軟に授業を進められるよう準備しておかないと今回のようなことになってしまうのかなと反省しています。



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